なぜあなたは運が悪いのか【運の方程式】

成功

なぜ運が悪いのか

「旅行をしたときに限って雨が降る」、「嫌な相手とよくペアを組まされる」、「階段から滑って転んでしまった。」

こういった明らかに自分は他人より運が悪いと感じている人は少なくないはずです。

僕も昔から他の人よりも運が悪いなと感じることが多かったです。

では、なぜこういった運が悪い人が存在するのでしょうか。

結論から言うと、ネガティビティ効果により視野が狭くなってしまうからです。

ネガティビティ効果とは、肯定的な情報よりも否定的な情報に関心が向く心理のことです。

つまり、マイナスな体験をするたびにネガティビティ効果が発動し、察知力が下がり、さらに新たな可能性にも自ら扉を閉ざすことで不運になるということです。

どういうこと?と思った方もいると思います。

これに関して、わかりやすい研究があるので紹介します。

参加者に過去に交通事故を起こしたかどうかを聞き、ポジティブな写真・ネガティブな写真・ニュートラルな写真(町の風景など)を見せるという実験を行いました。

すると、過去に人身事故のような大きな事故を起こした人ほど、ネガティブな情報に反応しやすいという結果が出ました。

つまり、事故が多いドライバーほどネガティブな情報に敏感だったということです。

では、なぜネガティブな情報に敏感だと事故を起こしやすいのでしょうか。

普通に考えると、飛び出してきそうな子どもに注意を向けるというネガティブな情報に敏感なのはむしろいいことなのでは?と考えたと思います。

実は、ネガティブな情報に意識が向きやすい人ほど、視野が狭くなってしまうのです。

例えば、あるドライバーが車を運転していたところ、対向車線にすさまじい速度で走っている車とすれ違ったとします。

優良なドライバーは「危なかった」とだけ思って、すぐ目の前の道路に意識を向け直します。

ところが、事故が多いドライバーは、いつまでもさっきのスピード違反車の情報が頭に残り、すぐに注意を切り替えられなくなってしまうのです。

心当たりがある人が多いのではないでしょうか。

「鳥の糞が頭に落とされて最悪、運が悪かった。」というのは実はその前に友達に言われたちょっとした言葉に傷ついていつまでもそのことが頭に残っていた結果、視野が狭くなってしまっていた。ということであり、実はそのことを気にせず、ちゃんと前を向いて歩いていたら、上に鳥がいることが目に入り端によることで、避けることが出来たかもしれないのです。

極論ではありますが、思い返すと視野が狭くなっていたことが原因になっているのです。

問題なのは、こういったマイナスな体験の積み重ねがさらなる不運を呼び込むことです。

「私は不運だ」という印象が根付くと、あらゆる場面でネガティビティ効果は発動するため、悪循環にはまってしまいます。

例えば、「知らない人の集まりに参加したけど、他人の発言の嫌なところがいちいち気に障る」、「趣味のイベントに興味があるが、嫌なことが起きそうだから家にいよう」

といったように、人生の新たな可能性にまで自ら扉を閉ざすことになってしまうのです。

つまり、運が悪い人の特徴はネガティブな情報に意識が向いてしまうことで、視野が狭くなってしまい(察知力が下がる)、新たな可能性にも自ら扉を閉ざしてしまうことで不運になってしまうのです。

運を良くする方法とは?

では、運を良くするにはどうしたら良いのでしょうか。

実は、人生の成功を左右する最大の要因は「運」であるということが判明しています。

つまり、私たちの成功は、大半が能力よりも運で決まるのです。

人生の成功を掴むためにも運を良くする方法についてよく知っておく必要があります。

この本の筆者は運をつかむ方法について次のように公式化しています。

「幸運=(行動×多様+察知)×回復」

要するに、運をつかむための必要な能力があり、行動力・察知力・継続力・回復力の4つが挙げられます。

これらは鍛えることができ、それによって運をつかむことが出来ます。

運をつかむ方法、人生の成功をつかみたい人は、是非『運の方程式』を読んでみてください!

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