- 脚本家・シナリオライターになりたい
- 脚本術・シナリオ本のおすすめが知りたい
- ストーリーをうまく書くためのコツが知りたい
という方に対して、僕が読んだ15冊以上の脚本術の本・シナリオ本の中から特におすすめな本を5冊ランキングで紹介します!!
本の難易度も同時に紹介しているので、参考にしてみてください!
第5位 スクリプトドクターの脚本教室・初級篇
この本は、初心者が脚本・シナリオを書く際の陥りやすいミスについて知ることが出来ます。
筆者は、スクリプトドクターというコンサルタントのような脚本を手直しして完成度を高めるという仕事をしています。
また、シナリオ学校の講師やシナリオコンクールの審査の経験を生かした、初心者が良くするミスとその改善について詳しく知ることが出来ます。
実際の経験談を基にしているので、初心者にとってはすごくわかりやすいと思います。
第4位 3年でプロになれる脚本術
この本は初心者向けで、脚本家・シナリオライターになるためにはどうしたら良いのか、具体的な方法がわかります。
この本では、脚本をうまく書ける方法に着目するのではなく、脚本家になるための具体的な方法について書いてあるのが特徴です。
良い脚本を書く方法を紹介する本はたくさんありますが、脚本家・シナリオライターになる具体的な方法について書いてある本あまりないので、おすすめです!
第3位 SAVE THE CAT の法則
この本は初心者・中級者向けで、脚本・シナリオを書く際のストーリー構成について書いてあります。
ストーリーがうまく書けない、もっと面白くしたいという方が最初に読む本としておすすめです。
この本の特徴は、BS2と呼ばれる何分にどんなビートを書くかを具体的に示したテンプレートがあることです。
これに意識するだけで、ストーリーの完成度が全然変わってきます。
この本について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
第2位 キャラクターからつくる物語創作再入門
この本は中級者向けで、キャラクターの心の変化からストーリー構成をつくっていくのが特徴です。
SAVE THE CAT の法則のBS2では、でストーリー全体の構成に焦点を当てていました。
それに対してこの本では、「主人公のモチベーションが変わるところを探せば幕の切り替わりがわかる」と言っているように、プロットとキャラクターには切っても切れない関係があると主張しています。
キャラクターの変化を辿ることで、ストーリー構成ができていくという、キャラクターの心に焦点を当てているのが特徴です。
例えばキャラクターには、嘘、want、need、ゴーストの4つが必要と言っています。
具体的には、
- 嘘…主人公が信じ込んでいる嘘、思い込み
- want…手に入れたがっているもの、メインストーリー
- need…本当に必要なもの(テーマ)
- ゴースト…嘘を信じ込んでいる元となるバックストーリー
といった意味です。
そして、これらがどのタイミングでどういった構成になるのかが具体的に書かれています。
『SAVE THE CAT の法則』と併せて読むことで、より深みのあるストーリー構成が出来ると思います。
第1位 SAVE THE CAT の逆襲
この本は中級者・上級者向けで、SAVE THE CAT シリーズの3冊目です。
簡単に言うと、『SAVE THE CAT の法則』の強化版です。
この本の流れに沿って書けば間違いないというくらい具体的に細かくストーリー構成について書かれています。
例えば、『SAVE THE CAT の法則』では、BS2で15のビートだったのに対し、この本では、40のキーシーンのテンプレートとかなり具体的に書かれています。
先ほども言いましたが、この『SAVE THE CAT シリーズ』と『キャラクターからつくる物語創作再入門』の2つを併せて読むことで、脚本術としては十分なのではないかと思います。
番外編 「感情」から書く脚本術
この本は上級者向けで、ストーリー構成がある程度定まってから読むことをおすすめします。
この本の特徴は、ストーリー構成よりも「感情」を動かすためのト書きやセリフ、キャラクターなどの脚本を書く上での実践的な技術について書かれています。
この本の技術を取り入れることで、脚本により深みや没入感が生まれると思います。
個人的におすすめなので、ぜひ買って読んでみてください!
まとめ
脚本術の本を読むコツは、段階的に読むことです。
入門・初級編→中級者向け→上級者向け
というように段階的に読むことで、自分の技術として身につくと思います。
いきなり、中級者・上級者向けを読んでしまうと、知識が先行してしまって、独創的なアイディアが全然浮かばないという状況になったので、
自分のレベルに合わせて読んでいくことをおすすめします。
ちなみに、脚本術の本をたくさん読んできて個人的に感じたことは、
日本で書かれた本はセミナーような入門編の本が多く、海外で書かれた本は実践的で核心的な内容の本が多い傾向にあるなと感じました。
そして、どうしても脚本術の本になるとハリウッド映画の例にとって説明するので、ちょっとした文化の違いなどの伝わりにくい部分があり、日本の映画を例にした脚本術の本があるとわかりやすいなと思いました。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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