「なぜネガティブなニュースばかり目にするんだろう。」
犯罪や不倫、炎上などのネガティブなニュースばかりを目にし、嫌になってきたという風に感じたことがあるのではないでしょうか。
こういったネガティブなニュースばかりではなく、結婚や新商品の紹介、AIの発展などのポジティブなニュースをあげればもっと明るい気持ちになれるのに、という風に僕は思っていました。
では、なぜネガティブなニュースばかり目にするのでしょうか。
結論から言うと、人間はネガティブな情報に敏感になるようにできているからです。
これはずっと昔である人間の原始の頃を想像するとわかります。
今では常に周りに敵がいないか警戒しながら歩いているなんて人はいないと思います。
しかしホモ・サピエンスが暮らした環境では、狩りに出かければライオンや蛇に襲われ、天候が悪くなれば飢餓に苦しみ、蚊が運ぶマラリアやデング熱に感染すれば死を待つしかありません。また、部族間の争いもありました。
そういった厳しい環境の中、生き残るためには、「あの怪しい影は猛獣の可能性があるから危険だ」などの危険を察知し、ネガティブな情報に敏感である必要がありました。
そういった祖先の感覚が受け継がれたことにより、ネガティブな情報に敏感になり、強く記憶されるようになったのです。
また、ポジティブな情報はすぐ忘れます。
これは宝くじを当てても、半年で幸福度は元に戻ると言うデータからもわかると思います。
ちなみに、ポジティブなことに対してネガティブなことはどのくらい影響するかというと、状況によって、3~20倍の範囲で推移します。
そのくらい私たちはネガティブな事に影響されているのです。
つまり、「人類は皆生まれつきネガティブである」と筆者は結論付けています。
今回参考にした本
この本の「序章 苦」を参考にして書きました。
人間の本能を基にして書いているのでわかりやすく、誰でもわかりやすい例え方をしているので、すごく読みやすいです。
今回は序章にしか触れていないので、気になった方は是非読んでみてください!
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